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第14期決算・運用状況のご報告(資産運用報告)

自 2023年1月1日 至 2023年6月30日

証券コード:3487

  1. ご挨拶
  2. 決算サマリー
  3. トップインタビュー
  4. ESGへの取り組み
  5. 成長戦略
  6. ポートフォリオ
  7. インフォメーション
本投資法人は、
物流不動産分野において50年以上の
事業経験を有するCREグループ
総合力を活かし、
テナントニーズに応える
良質な物流関連施設への投資により、
安定的なキャッシュ・フローを創出し、
投資主価値の向上を目指します。

※「CREグループ」とは、株式会社シーアールイー(以下「CRE」といいます。)及びそのグループ会社をいいます。
CREグループは、CRE並びにその子会社及び関連会社で構成されます。

1

ご挨拶

投資口1口当たりの分配金は
業績予想と同額の3,626円となりました。

投資主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素はCREロジスティクスファンド投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本投資法人は2018年2月7日に東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場し、このたび上場後11期目の決算期(第14期)を迎えることとなりました。これもひとえに投資主の皆様のご支援の賜物と、感謝申し上げます。

当期においては、2023年4月に第6回公募増資を行い、大阪府枚方市と千葉県白井市に所在する2物件を新たに取得したことにより、保有物件は21物件、資産規模は1,595億円(取得価格総額)となりました。その結果、当期の投資口1口当たりの分配金は、業績予想と同額の3,626円となりました。保有する21物件を着実に運用させることにより、次期以降の1口当たり分配金は2023年12月期3,785円、2024年6月期3,619円と予想しています。

物流不動産の賃貸市場については、通信販売・電子商取引の更なる拡大や、荷主企業による「サプライ・チェーンの寸断等の不測の事態に備えた在庫量の積み増し」が継続する等テナントの賃貸需要は旺盛で、引き続き堅調に推移するものと考えています。

本投資法人においては、今後も引き続き着実な運用に取り組み、投資主の皆様にその成果を還元してまいる所存です。

投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

CREロジスティクスファンド投資法人執行役員
CREリートアドバイザーズ株式会社 代表取締役社長

伊藤 毅

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決算サマリー

1口当たり分配金の推移

1口当たり分配金(2023年8月15日公表)

2023年6月期実績

3,626

2023年12月期予想

3,785

2024年6月期予想

3,619

ポートフォリオ(2023年6月30日時点)

物件数

21物件

取得価格総額

1,595億円

稼働率

99.3%

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トップインタビュー

本年4月に実施した第6回公募増資により物件を取得しましたが、
その効果について教えてください。

公募増資と借入によって調達した資金により良質な物流施設を取得し、運用収益を向上させ、1口当たり分配金を増加させることができました。
本投資法人の保有物件はすべてスポンサーである株式会社シーアールイー(東証プライム市場、証券コード3458)が開発したロジスクエアブランドの施設で構成されていますが、今回もスポンサーが開発した大阪府枚方市と千葉県白井市に所在するロジスクエア2物件を取得しました。トップページに写真を掲載していますが、2物件とも築浅であり、稼働率100%の良質な物流施設です。

  ロジスクエア枚方 ロジスクエア白井 合計/平均
取得価格 150億円 74億円 225億円
築年数
(2023年2月末日時点)
0.1年 0.2年 0.2年
稼働率 100.0% 100.0% 100.0%

新たに2物件225億円を取得したことにより、保有物件は21物件、取得価格総額は1,595億円まで増加し、エリア分散を含めたポートフォリオ分散が進展しました。 第6回公募増資及び物件取得を通じ一時的な要因を調整した巡航1口当たり分配金は、3,637円から3,747円と3.0%成長させることができました。

増資及び物件取得前後の巡航1口当たり分配金の変化

新たに取得したロジスクエア枚方とロジスクエア白井の特徴は何ですか?

ロジスクエア枚方は大阪と京都の関西エリアにおける二大消費地をカバーする大阪内陸の物流適地に位置し、ロジスクエア白井は千葉県内陸部の工業団地として最大規模の白井工業団地内に所在し、両物件とも24時間操業可能な工業専用地域に立地しています。
特にロジスクエア枚方が所在する大阪内陸部は空室率が低く推移しており、新規の賃貸物流施設が建設されてもテナントの需要が強く、安定した需給環境が続いています。このエリアは大阪市内、京都市内への配送はもとより第二京阪道路経由での近畿自動車道、中国自動車道、阪神高速道路の利用により関西エリアを広くカバーすることができ、広域物流拠点立地として利用が可能です。なお、2027年度には第二京阪道路と全線開通予定の新名神高速道路が接続され、さらなる交通利便性の向上が見込まれます。

大阪内陸部(北摂東大阪エリア)の空室率

出所:株式会社シーアールイー「倉庫・物流不動産ロジスクエアマーケットレポート2023年6月」に基づき本資産運用会社が作成

新規2物件について、どのような環境面の特徴がありますか?

保有物件のすべてがグリーンビルディング

投資主の皆様もお感じになっていることと思いますが、社会からの要請は日々強くなっており、投資家やテナントからの環境問題への関心はいつになく高まっています。本投資法人の特徴の一つである「長期安定的な資産運用」を遂行し、投資主価値の向上を実現するためには、持続可能な社会を実現することが必要と考え、各種施策に取り組んでいます。
その施策の一つとして、本投資法人は新規2物件も含め、J-REITで初めて保有物件の100%がグリーンビルディング(外部認証の上位ランクを保有する物件)となり、環境性能の高いポートフォリオであることを示すことができました。
本投資法人では、2030年度までに2019年度対比46%のCO2(原単位)を削減することを目標にしていますが、今回取得した2物件については、屋根に太陽光パネルを設置し、発電した電気を施設内にて消費する予定です。自家発電・自家消費を行い、外部からの電力購入を抑えることによって、CO2排出量を削減できることが見込まれます。

保有物件のすべてがグリーンビルディング

今後も投資主価値向上を第一に考え、着実に資産運用に取り組んでまいりますので、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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ESGへの取り組み

Environment / 環境

グリーンファイナンスを推進

グリーンローン・グリーンボンドの割合

J-REIT初100.0%がグリーンビルディング

8割超の物件で太陽光発電を導入


Social / 社会

テナントアンケート調査の実施

2022年10月にすべてのテナントを対象にアンケート調査を実施。

今後もロジスクエアに入居したいとおもいますか?

従業員の能力開発の支援

資格取得費用や祝い金の支給により、資格取得を奨励。

資格名 保有・合格者割合
宅地建物取引士 73.3%
不動産証券化協会認定マスター 66.7%
日本証券アナリスト協会検定会員 20.0%
不動産コンサルティングマスター 13.3%

※本投資法人の運営に関与する15名(2023年6月末日現在)を分母として計算。

社長が全従業員と面談(四半期ごと)

本資産運用会社では、四半期ごとに社長が全従業員と個別面談を実施。
目標設定、業務進捗、キャリアの構築を含め多様な内容を話し合う場を設定。

従業員の離職率は低い水準で推移

2023年7月期 2022年7月期 2021年7月期 2020年7月期
0.0%(―名) 0.0%(―名) 7.7%(1名) 0.0%(―名)

Governance / ガバナンス

スポンサー・本資産運用会社の役職員による本投資口の保有

スポンサーの代表者が本投資口を保有。加えて、本資産運用会社の多くの役職員が累積投資制度及び社内規程に基づき本投資口を保有。

  役職 氏名 保有口数
CRE 代表取締役社長 亀山 忠秀 722 口
本資産
運用会社
代表取締役社長 伊藤 毅 1,187 口
常務取締役 岡 武志 63 口
他従業員 16名中14名 171 口

※2023年6月末日現在。各保有口数は1口未満を切り捨てて記載しています。

本資産運用会社の高い独立性

独立系アセットマネジメント会社として創業した経緯から、全従業員がプロパー。採用及び人事評価にCREは関与しない。

人数
常勤取締役 2名
従業員 16名
  内、CREからの出向者 -
合計 18名

※2023年6月末日現在。

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成長戦略

パイプライン

将来の外部成長を可能とする豊富なパイプライン

①竣工(予定)時期 ②(予定)延床面積 ③所在地

合計17物件 延床面積888,100

優先交渉物件

  • ロジスクエア一宮

    ①2023年9月
    ②60,641㎡
    ③愛知県一宮市

  • ロジスクエア掛川

    ①2024年1月
    ②14,236㎡
    ③静岡県掛川市

  • ロジスクエア福岡小郡

    ①2024年2月
    ②23,913㎡
    ③福岡県小郡市

CRE開発物件

ロジスクエア厚木Ⅰ

①2023年3月
②18,236㎡
③神奈川県愛川町

ロジスクエアふじみ野 A・B・C

①A:2024年 1月
 B:2024年10月
 C:2025年

②A:112,295㎡
 B:114,083㎡
 C: 43,283㎡

③埼玉県ふじみ野市

ロジスクエア松戸

①2023年5月
②15,642㎡
③千葉県松戸市

ロジスクエア京田辺 A・B

①A:2025年2月
 B:2026年

②A:155,878㎡
 B: 87,534㎡

③京都府京田辺市

ロジスクエア厚木Ⅱ

①2024年3月
②18,422㎡
③神奈川県厚木市

ロジスクエア朝霞A・B

①A:2026年
 B:2026年

②A:96,000㎡
 B:65,500㎡

③埼玉県朝霞市

(仮称)ロジシティ小郡

①2024年7月
②28,364㎡
③福岡県小郡市

ロジスクエア成田

①2024年5月
②17,973㎡
③千葉県成田市

ロジスクエア草加Ⅱ

①2024年8月
②16,100㎡
③埼玉県草加市

ロジスクエア久喜Ⅲ

①未定
②未定
③埼玉県久喜市

※1 2023年7月31日現在、本投資法人はCREグループとの間でパイプラインについて具体的な交渉を行っておらず、現時点において取得する予定はなく、また今後取得できる保証もありません。
※2 「(仮称)ロジシティ小郡」はCREと福岡地所株式会社との共同開発物件です。

内部成長戦略

賃料増額によりNOIを増加

空室期間の最小化及び賃料増額を目指す

稼働率

財務方針

負債コストの抑制と財務安定性の確保を推進

長期負債比率

97.7%

固定金利比率

77.3%

平均負債金利

0.592%

鑑定LTV

38.2%

格付(R&I)

(安定的)

格付(JCR)

A+(安定的)

※鑑定LTVは2023年6月末日時点、その他は2023年7月末時点。

LTVは43~45%を目安に運用

有利子負債の調達先を分散

調達先の内訳(2023年7月末日時点)

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ポートフォリオ

ポートフォリオの特徴

1.ロジスクエアに重点をおいたポートフォリオ

CREによって開発され、テナントニーズに応える良質な物流関連施設であるロジスクエアに投資

築年数

稼働率

首都圏・関西圏比率

公共交通機関からの所要時間

2.長期安定的な資産運用

長期賃貸借契約とCREの高い管理能力

賃貸借残存期間

3.明確な外部成長戦略

本投資法人は、CREとのスポンサーサポート契約により、CREが自社で開発し保有する物流関連施設の全てについて取得する機会の提供を受けます※3

CRE開発比率

※1 保有不動産の比率(取得価格ベース)を示しています。
※2 2023年6月末日現在。
※3 スポンサーサポート契約に定める適用除外事由に該当する場合を除きます。

保有資産一覧

2023年6月末日現在

物件
番号
物件名称 所在地 取得価格(百万円) 鑑定評価額(百万円) 鑑定NOI
利回り(%)
延床面積(m2 竣工年月 テナント数
M-1 ロジスクエア久喜 埼玉県久喜市 9,759 11,800 4.8 40,907.13 2016年5月 1
M-2 ロジスクエア羽生 埼玉県羽生市 6,830 7,700 4.9 33,999.61 2016年7月 1
M-3 ロジスクエア久喜Ⅱ 埼玉県久喜市 2,079 2,490 5.2 11,511.22 2017年2月 1
M-4 ロジスクエア浦和美園 埼玉県さいたま市 13,060 15,800 4.7 48,738.29 2017年3月 3
M-5 ロジスクエア新座 埼玉県新座市 6,960 8,390 4.9 25,355.82 2017年3月 1
M-6 ロジスクエア守谷 茨城県守谷市 6,157 8,010 5.6 32,904.90 2017年4月 2
M-7 ロジスクエア川越 埼玉県川越市 1,490 1,830 5.1 7,542.56 2018年2月 1
M-8 ロジスクエア春日部 埼玉県春日部市 4,900 6,070 5.1 21,315.54 2018年6月 1
M-9 ロジスクエア草加 埼玉県草加市 8,109 9,890 4.6 28,817.59 2013年6月 1
M-10 ロジスクエア八潮 埼玉県八潮市 5,073 6,110 4.5 19,068.60 2014年1月 1
M-11 ロジスクエア瑞穂A 東京都瑞穂町 2,794 3,260 4.9 13,755.16 2007年2月 1
M-12 ロジスクエア瑞穂B 東京都瑞穂町 3,584 4,110 4.8 16,016.37 2007年2月 1
M-13 ロジスクエア上尾 埼玉県上尾市 4,908 5,710 4.6 19,142.84 2019年4月 2
M-14 ロジスクエア三芳 埼玉県三芳町 11,700 13,700 4.6 37,931.49 2020年5月 1
M-15 ロジスクエア狭山日高 埼玉県飯能市 17,678 19,600 4.3 73,728.44 2020年5月 4
M-16 ロジスクエア川越Ⅱ 埼玉県川越市 3,244 3,720 4.8 14,281.38 2019年6月 1
M-17 ロジスクエア白井 千葉県白井市 7,415 7,930 4.4 28,503.11 2022年12月 1
K-1 ロジスクエア神戸西 兵庫県神戸市 3,479 3,770 4.6 16,006.20 2020年4月 1
K-2 ロジスクエア大阪交野 大阪府交野市 22,370 24,100 4.3 76,393.17 2021年1月 5
K-3 ロジスクエア枚方 大阪府枚方市 15,091 16,100 4.1 42,875.27 2023年1月 1
O-1 ロジスクエア鳥栖 佐賀県鳥栖市 2,823 3,450 5.2 16,739.40 2018年2月 1
合計/平均 159,504 183,540 4.6 625,534.09 32

ポートフォリオMAP

首都圏

関西圏

静岡

中部

九州

※ 「(仮称)ロジシティ小郡」はCREと福岡地所株式会社との共同開発物件です。

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インフォメーション

投資主の構成

(2023年6月末日現在)

所有者別投資主数

所有者別投資口数

個人投資家イベントのご案内

CREロジスティクスファンド投資法人 IRセミナー

J-REITファン東京に協賛し、2023年9月30日(土)に参加決定しました。
当日のプログラムはhttps://www.jreit-fan.jp/の「IRセミナースケジュール」をご覧ください。

  • 日時
    2023年9月30日(土)13:50~14:30
  • 出演者
    CREリートアドバイザーズ株式会社 代表取締役社長 伊藤 毅
  • 参加方法
    https://www.jreit-fan.jp/より事前参加登録の上、当日指定の会場へご来場ください。